*告白の法則* 〜先生とウチの数ⅠA〜
ヤバッ…
ウチはバッと顔を反らす。
大粒の涙が溢れそう。
大きく深呼吸する。
泣くな
泣くな
泣くな
泣くな
泣いたら負け。
負けなんだってば。
「…泣かないの?…泣けば良いじゃん。」
室長が穏やかに話す。
「オレ、別に気にしないし。話も聞くから。」
泣かない。
ウチが決めたことなの!!
「−っ、
アンタには、室長にはわかんないですよ。
泣いたら負けなんですよっ!
弱い…証拠なんデス…。」
もーヤバい。
下唇ガクガク。