*告白の法則* 〜先生とウチの数ⅠA〜





室長は少し、
天井に向けて首を傾げる。











「弱い…かぁ…。
でもさぁ……、
…たまには、弱くても…
いいんじゃない?」










アンタに何がわかんのよっ。











「人間ってちっぽけだしさ、
みんな弱いし。…オレも弱いし。」




室長は静かに、
優しく話す。








「でも、それが絢音ちゃんのポリシーとか
強さだって言うなら、
オレは強制しない。
っていうか、できない。」












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