*告白の法則* 〜先生とウチの数ⅠA〜








「でも、頑張りすぎんな。
オレは、これだけは言える。」


















ボロッ





とうとう、
ビー玉のような涙がこぼれた。










ヤバ…









望んでいた言葉。





冷えきった塊の心が、

溶かされていくような気がした。






求めていたものだった。





“頑張りすぎんな。”


















やっと、

ウチという1個人が、

存在が、


認められたような気がした。













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