*告白の法則* 〜先生とウチの数ⅠA〜
ウチはなんとも言えないそんな倦怠感で、
机にバスンと突っ伏した。
マジ塾行きたくなーい。
行きたくなーいっ!
いっそ殺せーっ!!
ウチの現在の思考回路は、
どうすれば、親にバレずに
室長に怪しまれずに、
塾をサボれるか。
それをひたすら考える。
いつもは
0.3%しか働いていない脳ミソが
グルグル
グルグル
0.9%ぐらいになって
回転する。
だけど、
その思考も甲高い声によって遮られた。
「あーやねっ♪」
可愛らしい顔つきの女子が、
ご機嫌な様子で
ウチの顔を覗きこむ。
…来たよ…。