*告白の法則* 〜先生とウチの数ⅠA〜
そして、
その女子は空気を読むはずも無く、
ハイテンションでまくし立てる。
「絢音どーしたの?元気無いぞぉ?」
超ノリノリ テンション高っ。
あーっ、
耳元で騒ぐなぁっ!
うるさいっ!!
相変わらずKY…。
的な?
はぁー、
思わず溜め息が出る。
考え事の最中に邪魔されんのは
ちょっと迷惑なんですけど-。
「うっさい、くたばれ☆」
ウチは笑顔で毒を吐いた。
「失礼なっ!バカにくたばれなんて
言われたかねーしっ。」
バカはお互い様だろ?
「“死ね”よりランク下げたんだから
マシでしょ?」
「「アハハハハハハー♪」」
2人で笑いながら睨み合う。
うー…
まぁこの際いいか。
ウチは愚痴り始めた。
「真子…聞いてっ!!
塾行かされ始めたんだけど…
マジない!!」
「フーン…」
あの…、
まださっきの根に持ってます?
するとその女子は一瞬何か考えるような顔をしたが、
いきなりドンマイッと言って
おもいっきり、ウチの背中を叩いて笑った。
「アッハハハハハハ!大変だねぇー。
とうとう仲間になっちゃったね♪」
そう言ってまた高らかに
そして嘲笑うかの様に
ケタケタ笑う。
ウザッ。
…お前なぁ…
もぅ…ホントに頭がイタイ…。