*告白の法則* 〜先生とウチの数ⅠA〜
ウチは気を取り直して
真子に聞く。
「じゃあ…真子は?
塾行ってんでしょ?」
他人事の様に言った真子を
苦笑いして見ながら、
彼女の塾通いの話を思い出して聞いてみた。
「うん、行ってるー。ウザいけど。
でもねぇ…アタシ寝てるよ?」
真子は笑って答えた。
……、
寝てんのかよ…っ。
ダメじゃん!
頬杖が滑ったように
カクンと外れる。
…そういえば真子は集団塾だったっけ?
だから?
そう思っていると、
真子は目をキラキラさせて、
「ねぇ!その塾にカッコイイ人いた?」
と、スゴイ勢いで身を乗り出してきた。