*告白の法則* 〜先生とウチの数ⅠA〜
ガラガラ…
教室にたどり着き、
引き戸を開ける。
すると、
少し離れたところで他の子と話していた真子が、
ピョンッって感じで、
素早く反応してこちらに駆け寄ってきた。
うわぁ…来たぁ。
「絢音ーっ!!」
真子はキャピキャピしながらものすごい速さでこっちに来る。
朝からハイテンションすぎやろぉ…
(__;)
んでもって、
ソッコーで構えようとしたけど、
間に合わなかったわけで、
う゛っ
…真子はきっと、
いや、絶対
加減というものを知らない…。
お察しの通り、
真子が駆け寄ってきて、
ウチに抱きつき、
タックルがクリティカルヒット
みたいな…。
マンガでもない、
格ゲーでもない、
3次元の世界でそれをやられてるウチって…
可哀想すぎない?