・・・溺れて行く・・・
なんでこの人はわかるんだ。
辛いという事を。
「辛いですけど・・・・」
「じゃあ、ちょっとこっち来てっ!!!!!!!!!!!」
「は・・・?」
「よしっ。ここまで来れば大丈夫よね。」
「これ、飲む??」
それは、薬で覚せい剤のようなものと分かった。
でも、アタシはその時薬物を飲んでいる人は馬鹿だと思っていたから。
「これ・・・・薬物ですよね??」
「うん。そうだけど?なんかした??」
「警察・・・捕まらないんですか?」
「はは。アタシの所は警察も分からないような裏ルートがたっくさんあるから。」
「・・・そうなんですか。」
「まあ、いいや。とりあえず飲んでみなよ。一回飲むとやめられないよ~っ」
とりあえず、一回だけなら・・・・
そんな軽い気持ちでドラッグを飲み込んだ。
ゴクン
体が軽い。
だんだんどうでも、よくなってきた。
「これ、なんていう名前のドラッグなんですか?」
「エクスタシーよ。」
「そうなんですか。」
「敬語じゃなくていいよ。あと、コレ。初回だしあんた気に入ったから今回は無料。また欲しくなったら、コレに電話しておいで。」