幸せのクローバー
「ハァハァハァ…つ…疲れた…」


胸がズキズキする…


「奈波!」


(あーー!捕まるぅ!)


そう思った瞬間、空先輩に腕を掴まれた。


「ハァ、やっと追い付いた。オレに足で勝とうなんて100年早いぞボケェ」

「バカ奈波、どうしたんだよ!
オレを見ろよ!
今日の奈波おかしいよ!
らしくないよ!
理由を言ってみろ」



言えないよ…
ねぇ、おねがい…一人に…


「ゴメン、一人にさせて…」





「わかったよ…オレ、待っているから気持ちが落ち着くまで待ってるから…
気持ちが落ち着いたらさっきの所にきて
話があるから…」
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