君の面影を探して
「ローソン行こ」

「…うん」

顔を上げると目の前には怜桜の差し出した手があった


「へ?」

「お…お前すぐ転けるやろ。そんときのためやし」


そう言う怜桜の顔はさっきの満月よりも真っ赤になっている

満月は笑いながら怜桜の手を握るとゆっくりと立ち上がった



「そういえば魁人にうち好きやって言った?」

「…え゙」

苦笑いする怜桜を見て確信した


「…言ったんか」

「やって他に相談する相手とか…おらんし」

だんだん小さくなる怜桜に満月は笑いを堪えられなかった


「笑うなっ!」

「ひゃっ」


気が付けば怜桜の顔がすぐそこにあった

怜桜にベッドに押し倒されたのだ

満月は状況が理解できていないのか、目を真ん丸にしている



2人の唇は今にもくっつきそうだ
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