君の面影を探して
「いらっしゃいま…あー!怜桜くん!?」
レジの方を見ると高校生くらいの男の子が怜桜を指差し満面の笑みで立っている
「な…霧弥!?」
霧弥とは怜桜の中学の後輩でよく家に遊びに来ていたメンバーのうちの1人だ
怜桜が高校に入ってからもたまに遊びに来ていたのだが、そう言えば最近見ていなかったような気がする
「やっぱり怜桜くんや!…満月!?」
霧弥はそう叫ぶと満月と怜桜を交互に見た
「なんで!?」
「…俺の彼女」
怜桜は満月を指差してさも幸せそうに言った
「えぇー!?怜桜くん…」
そう言ってうなだれる霧弥を見る怜桜はとても誇らしげだった
満月はそのやり取りを見て首を傾げている
霧弥は満月とも仲が良かった
本人曰く子どもが好きだから満月と遊んでいたらしい
だが周りにはバレバレだった
満月に惚れている
ということが
しかし霧弥はそれに気が付いていないゆえ、怜桜しかその気持ちを知らないと思っていた
そして怜桜の気持ちも霧弥は知っていた
怜桜と霧弥は陰で密かに冷戦を繰り広げていたのだ
レジの方を見ると高校生くらいの男の子が怜桜を指差し満面の笑みで立っている
「な…霧弥!?」
霧弥とは怜桜の中学の後輩でよく家に遊びに来ていたメンバーのうちの1人だ
怜桜が高校に入ってからもたまに遊びに来ていたのだが、そう言えば最近見ていなかったような気がする
「やっぱり怜桜くんや!…満月!?」
霧弥はそう叫ぶと満月と怜桜を交互に見た
「なんで!?」
「…俺の彼女」
怜桜は満月を指差してさも幸せそうに言った
「えぇー!?怜桜くん…」
そう言ってうなだれる霧弥を見る怜桜はとても誇らしげだった
満月はそのやり取りを見て首を傾げている
霧弥は満月とも仲が良かった
本人曰く子どもが好きだから満月と遊んでいたらしい
だが周りにはバレバレだった
満月に惚れている
ということが
しかし霧弥はそれに気が付いていないゆえ、怜桜しかその気持ちを知らないと思っていた
そして怜桜の気持ちも霧弥は知っていた
怜桜と霧弥は陰で密かに冷戦を繰り広げていたのだ