Lie & Truth ―君色番外編―


とにかく今は

バラバラになったパズルを組み立てていくしかない。


どんな結果が待っていようとも

目を背けちゃいけないんだ。



俺はその日一日学校を休み、留美の中学時代の友達の連絡先をなんとか調べあげて話を聞いてみる事にした。


常に3人グループで行動していたという留美。

おそらくあの合コンにきていたメンツが仲良しグループだったのだろう。


結局連絡がついたのは浅田由紀という女だけで

もう一人の連絡先はどうしてもわからなかった。



「留美の居場所?知らないよー…あたし高校入ってから留美とは殆ど連絡取らなくなっちゃったもん」

「……そうなんだ」


一見して高校生活を思い切り満喫している事が伝わってくるような身なりの浅田。

言われなければ絶対にわかりっこないくらいの変貌を遂げている彼女には、もはや昔の面影は残されていなかった。


「マリリンだったら今でも会ったりしてるんじゃないのかなぁ?」

「連絡先知ってるか?もう一人は調べてもわからなかったんだ」

「ごめん、あたしも知らない。携帯変えたらしくて久々に電話してみたら繋がらなかったの」

「はぁ………」



収穫ナシかぁ。


俺はガクッと肩を落とす。

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