あゆり
Ⅰ
「あゆり」
あたしは今日から高校生になる。
今まで彼氏が出来た事なんか一度も無い。
男子はみんな『友達』。
仲良くなったら『親友』。
それ以上はとても考えられなかった。
小学校からそのまま持ち上がり、中学へ入学。
メンバーも変わらないのに、学年全体でも百人ほどしかいない田舎の学校だったから、
クラス替えをしたってみんな知り合い。
話したことがない人なんて、学年中探しても一人か二人くらいだ。
付き合う人たちは、もちろんごくわずか。
そんな人たちをみながら、そんなことにまったく縁の無いあたしは、生徒会活動や部活動に明け暮れる毎日を送っていた。
今まで彼氏が出来た事なんか一度も無い。
男子はみんな『友達』。
仲良くなったら『親友』。
それ以上はとても考えられなかった。
小学校からそのまま持ち上がり、中学へ入学。
メンバーも変わらないのに、学年全体でも百人ほどしかいない田舎の学校だったから、
クラス替えをしたってみんな知り合い。
話したことがない人なんて、学年中探しても一人か二人くらいだ。
付き合う人たちは、もちろんごくわずか。
そんな人たちをみながら、そんなことにまったく縁の無いあたしは、生徒会活動や部活動に明け暮れる毎日を送っていた。