ダークターゲット
リングの回りは何人かギャラリーがいる。
リングに上がると本格的な造りで否応なく高揚する。

すると相手側から話し声がした。
「中学生相手にマジでやっていいんすか?怪我させますよ。」
僕はカチンときた。
嘗められている!

すると、頭の中から声がした。
『相手はスピードが早いだけでパンチに力が無いわ、力はあなたが上、会長が言うように練習通りでいいわ。落ち着いて。』とリルが話しかけてきた。

僕は何だかこの言葉で落ち着きを取り戻した。
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