恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜
「あっ?ああ…、保健の三浦先生、出張中だからな。俺、午前中は授業入ってなかったし。しかし莉央、ちょっとはダイエットしろよ?そこらにいた男子じゃ、抱えられなかったみたいだからな!」
先生は少し苦笑しながら言った。
なんですと!?
「ちょっと先生、失礼ですねぇ!?」
私が頬をふくらすと、先生は急に慌てだした。
「莉央、違うって!言っとくけど、男子が軟弱なだけだぞ?俺が莉央を抱えた時は、別に何も思ってないからな?」
「…へ?」
先生が、私を抱えた…?