恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜
でも、
渡先生は『先生』。
私は『生徒』。
この関係は、私達がこの学校にいる以上、変わることはない。
それに、
やっぱり生徒が先生に恋をする…って感覚が分からない。
ただ
私は渡先生に褒められて、
生徒として、部員として認められたいだけ…。
ずっと、
さっき愛に言われたこと
私が渡先生のことをどう考えてるのか、思い返していた。
そうしていて
どれくらい経ったんだろう…?
ガチャ。
不意に部室のドアが開いた。