恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜


「莉央!それ、うまいかぁ?」




半開きの扉から、渡先生が顔を見せた。



「せ…、先生!?」




やば…っ!!



…と、慌てて手をひっこめたものの。




よく考えたら、私、悪いこと何もしてないじゃん!



置いてたお土産食べてるだけだし!!






「それ、俺のお土産♪試食したらうまかったから!」



先生は満面の笑みで部室の椅子に座った。





みんながいなくなった、二人きりの部室。





なんか、この光景、、、


緊張するじゃん!!



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