恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜


私の手のひらで輝き続ける富士山。



まるで、先生の気持ちそのものみたいで…



私には真似できないくらいに純粋に輝き続ける。




その輝きは、
私の憧れだった。







キーホルダーを渡し終わった先生の右手は、そのままテーブルの上のクッキーへ。



先生はおいしそうな顔をしてクッキーをかじった。






「山田から全部聞いた。」




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