恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜


「やっと気付いたか。確かにこの公式も似てるけど、違う用途だから。これ使ったらたぶん答え出るから、もう一度家でやってみ?」




先生は、苦笑いしながらも優しい声で教えてくれた。




「ありがとうございました!」




自分の馬鹿さ加減にも悲しくなるけど、馬鹿ならではの特権だよね♪








「莉央…」





教科書とノートを持ってベンチから立ち上がろうとした時、先生が急に私を呼びとめた。



< 445 / 514 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop