恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜



「莉央…、ありがとな!」





先生は、花束を持った手を高く上げた。




そして、体育館の出口の方に歩いて行った。




明るい出口に向かってゆっくりと歩く先生は、今まで見たどんな人よりも輝いていた。







だけど




先生からの返事は、






なかった…。





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