恋しぶき〜先生と泳いだ季節〜
しかし…こうして見ると、山田くんも男前!?
ブレザーの制服にローテンションな顔しか見たことなかったけど、意外と私服のセンスいいし!
(おそらく川崎さんがやって来るギリギリまで寝てた割には…苦笑)
隣に並んだら、他の平均的な同級生男子よりは背ぇ高いし、
もしかして…、
意外とモテるんじゃ…!?
「…どうした?何かついてる?」
私の視線を不審に思ったのか、山田くんが不意にこっちを見た。
その不意打ちも、かっこいい。
なんで今まで気付かなかったんだろ?
「いや…何でもない。」
私はその視線に耐え切れなくなって、目をそらした。
「山田ーーー!待たせてごめん!!」
その時、遠くから川崎さんの声が聞こえた。
私はその声に反応した。