からふる


その日の夜。

まったく眠れなかった。


聞きなれた音楽も、
大好きな読書も、
全然心に響かなかった。


頭に浮かぶのは、勇志くんと純一だけ。


私は明日、バイトに行けるのかなぁ?


私の気持ちと同じブルーのクッションを胸に抱えて、
いつの間にか、瞳は閉じていた。


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