からふる


 「・・・離せょ!!」

私は強がって大声をだす。

相手は力を緩めない。


何だ??
こいつ。


ぷっちん・・・。


頭のどこかで何かが切れた。


 「・・・ってめぇ、離せっつてんだろーが!!」


慣れてきた目で、輪郭を見つめ、持ってきたトートバックで、相手の顔を殴った。


バシッ。
バサバサー。


衝撃で、中身が落ちていく。


 「・・ってー。何すんだよ」

・・・・。
はぁ??

< 119 / 125 >

この作品をシェア

pagetop