からふる


次の言葉に、私は耳を疑った。

 「ってかぁ、あいつを狙う男子の気が知れないって」



ぷちんっ


多分、この㊥に来て、私をキレさせたのは、あなたが始めてですねぇ~。
光栄でしょぉ。


 「てめぇら、ざけてんじゃねぇよッ!!」

気付けば、最悪のセリフをはいた子の胸倉をつかんでいた。
ぷらす、ぶんぶん揺らした。

 「な・・何よ。全部本当のことでしょ」

強がってる相手に、不敵な笑みは必須でぇすッ!!

言ったとおり不敵な笑みを向けて、言ってやった。


 かげでこそこそこそこそして、恥ずかしくねぇのか?
 陰口たたいて気に入られるのは小学生のガキだけだっつーの!!
 てめぇらは、人に言うこと言ってるけど、自分はどぉなんだよ。
 人のこと言ってるほど自分に自信あんのかょ!?
 だいたい、キモイやらなにやら言ってるけど、そんな低級でちゃちな言葉でしか私に対抗できないの?
 なかなかださいじゃん。
 ってーか、図に乗ってるのも、調子に乗ってるのも、全部そっちじゃん。
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