からふる

 「何してるのッ!」

私の足は思わず教室に踏み込んでいた。
私ののどは思わず声を発していた。

いっせいに多数の顔がこっちを見た。

 「またあんたかよ・・・」
中にいたのは、更衣室で私に負けた同級生のみんなだった。
ぷらす、
 「何で・・そこにいるの?」

 「さっきさ、更衣室の前とおって、お前の声聞いて、こいつら許せなかったから、俺らがやってやろーと思ってさ」

そこにいたのは、勇志くん、男子バスケ部のキャプテン、副キャプテンの真二くん、真二くんの友達で6番の純一くん。

え・・・・
あの時、いたんだ・・・。

じゃぁ、全部聞かれてたんだ・・・。
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