からふる


 「・・おねえちゃん・・・。しゅごいね!!」

雄偉くんが笑って言った。

 ・・?ありがとう。

とりあえずお礼。



 「鈴菜ちゃん、あなたが、これほどまでいい子だったなんてね・・・。小さい子相手に、難しいことばかり言ってたけど、かなり感動したわ。みんなに、そのキモチは伝わってるはずょ」


いつの間にか、入り口にいた園長先生が、私の目線の上にいた。


 「鈴菜、・・たまにはいいこと言うじゃん・・・」

純一くんが、私のそばに来てくれた。


 ・・たまには・・・?いつもでしょ!!


訂正は当たり前♪


こんな状況で、調子に乗れる私って、
すっごく単純だと思う。

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