からふる


こうして、子供たちを寝かせて、プランターの水をやって、バイト一日目終了。



 「ふぅ~。疲れたねぇ」


まず、沈黙を破った私。
のびをすると、かたがこきこきなった。

 「同感。でも、それより、鈴菜ちゃんの名台詞にびっくりした」


 「「同感」」


勇志くんの言葉に、うんうんとうなずく二人。

 だぁかぁらぁ、何でそこでびっくりするのょ!!いいことぐらい、毎日言ってるわょ。

ぷりぷりしてみせた。


 まぁ、明日からもがんばろッ♪

落ちかかった夕日をバックに、私は3人に笑いかけた。


3人は同時に俯いた。


夕日のせいかな?

ちらっと見える耳が赤いみたい・・・。
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