からふる
~2~



子供たちの世話を続けて1週間がたった。


だいぶ世話が板についてきた私たちは、園長先生に呼ばれた。


 「「「「失礼します~」」」」


園長室に入ると、園長先生が、正座して待っていてくれた。


 「だいぶ子供たちの世話に慣れてくれたみたいだから、今度は、延長組をたのみたいの」


 ・・延長組・・・?


 「親御さんの都合で、保育園が通常終わる時間に来られない場合の子供たちの組よ。いつも外で遊ばせてるんだけど・・・。よろしくたのめるかしら?」


 「「「「もちろんッ♪」」」」


園長先生は、にっこり笑った。


 「素直で若いのって、いいわねぇ」

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