ラブ・アタック!!
1☆出逢い
ここは私立・花園学園、高等部。
そして、私は2年生の神田一流。一流はいちる、と読む。
容姿は至って普通。
ついでに成績も普通。
そんな超平凡で恋愛とも無縁な私にあんな日が来るなんて・・・
それはいつも通り登校していた時のこと・・・
「一流、おはよ~!!」
親友の河合晴海が後ろから走ってきた。
「あっ、はるッ!!あの人、誰?!」
私は前方を歩いている男子を指さして言った。
「あぁ、良介様だよ☆・・・って!!一流、知らないのっ?!」
晴海は心底驚いた様子。
「うん。てかさ、なんで様付けなの?」
ちょっと首を傾げて聞くと晴海はどこからかメモ帳を出し、読み始めた。
「咲間良介、高2。クラスはB組。ちなみに転校生。先月に生徒会長に就任。以来先輩、後輩関係なく良介様、と呼ばれている。部活は「わ~;ストップ~!!」
ストーカー?と疑っちゃうくらい詳細なデータを持っている晴海は恐ろしかった。(色んな意味で)
「なんでよ?良介様の事、知りたいんでしょ?」
理解出来ない、と言った表情で私を見る晴海。
「そ・・・だけどさぁ・・・」
(そこまで詳しく教えてくれなくても・・・;)
「ふぅん。まぁ、一流は昔っからイケメンとかに興味無いもんね~」
自分で言っておきながら自分で頷く晴海。
「うん・・・」
だって、恋をしても叶うワケないし。
辛い思いをするなんて嫌じゃん。
でも頑張る!!って言える人は本当に尊敬する。
「一流は損してるよ、この世の中に僅かにしか存在しないイケメンがあんなに近くにいたのに追いかけたりしないなんてさ」
そんなこと言われても・・・;
「ねぇ、そんなに必死になって晴海はあの人の何になりたいの?」
「はっ?!決まってるじゃん。勿論彼女しかないでしょッ!?そのためにはどんな困難も乗り越えたやるぅ~って決めてんだから♪」
やっぱこの人色んな意味で凄い。
「へぇ・・・;あ、でもストーカーにだけはならないでね?」
親友はストーカー、なんて嫌だよ?
「そんなこと分かってる・・・って・・・」
晴海がフリーズした。
「はる~?・・・は~る~み~?」
顔の前でブンブンと手を振っても無反応。
不思議に思って晴海の視線をたどっていくと・・・
「わ・・・;」
咲間良介が、こっちを・・・見てる。
そして、私は2年生の神田一流。一流はいちる、と読む。
容姿は至って普通。
ついでに成績も普通。
そんな超平凡で恋愛とも無縁な私にあんな日が来るなんて・・・
それはいつも通り登校していた時のこと・・・
「一流、おはよ~!!」
親友の河合晴海が後ろから走ってきた。
「あっ、はるッ!!あの人、誰?!」
私は前方を歩いている男子を指さして言った。
「あぁ、良介様だよ☆・・・って!!一流、知らないのっ?!」
晴海は心底驚いた様子。
「うん。てかさ、なんで様付けなの?」
ちょっと首を傾げて聞くと晴海はどこからかメモ帳を出し、読み始めた。
「咲間良介、高2。クラスはB組。ちなみに転校生。先月に生徒会長に就任。以来先輩、後輩関係なく良介様、と呼ばれている。部活は「わ~;ストップ~!!」
ストーカー?と疑っちゃうくらい詳細なデータを持っている晴海は恐ろしかった。(色んな意味で)
「なんでよ?良介様の事、知りたいんでしょ?」
理解出来ない、と言った表情で私を見る晴海。
「そ・・・だけどさぁ・・・」
(そこまで詳しく教えてくれなくても・・・;)
「ふぅん。まぁ、一流は昔っからイケメンとかに興味無いもんね~」
自分で言っておきながら自分で頷く晴海。
「うん・・・」
だって、恋をしても叶うワケないし。
辛い思いをするなんて嫌じゃん。
でも頑張る!!って言える人は本当に尊敬する。
「一流は損してるよ、この世の中に僅かにしか存在しないイケメンがあんなに近くにいたのに追いかけたりしないなんてさ」
そんなこと言われても・・・;
「ねぇ、そんなに必死になって晴海はあの人の何になりたいの?」
「はっ?!決まってるじゃん。勿論彼女しかないでしょッ!?そのためにはどんな困難も乗り越えたやるぅ~って決めてんだから♪」
やっぱこの人色んな意味で凄い。
「へぇ・・・;あ、でもストーカーにだけはならないでね?」
親友はストーカー、なんて嫌だよ?
「そんなこと分かってる・・・って・・・」
晴海がフリーズした。
「はる~?・・・は~る~み~?」
顔の前でブンブンと手を振っても無反応。
不思議に思って晴海の視線をたどっていくと・・・
「わ・・・;」
咲間良介が、こっちを・・・見てる。