愛奏


「…宮本之男先生!!」


……うちのクラス全員が
明らかに肩を落とした
瞬間である。


そして明らかに
他のクラスの人らは喜んでいる。


神様?

うちは1年間どうやって
過ごせばいいんですか…


「まーちゃん…
うち1年間担任とか死ぬ…」

うちも同じだよ…なっつ。

てかクラス全員が
思っているだろう…。


うちらわ体育館を後にし
教室に戻った。


そしてみんな宮本が来るまで
無言であった。


毎日がこんなのだと思うと
先がやられた。


1人の存在によってこれほどの
影響を及ぼすなんて…


宮本おそるべし。

ガラガラ――

奴が来た…
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