双子ちゃんの探偵事務所
プロローグ2
「アリス? アリス?」
オレは必死にアリスに声をかけた。
―ガララ―
「あら? カズさん? どうなさったんですの?」
アリスに声をかけることに必死だったオレは、美亜さんが脱衣場に入っていることに気付
かなかった。
「カズさん……あなた……可愛い顔をして実は悪魔だったのですね!!」
「え?」
―バコーン!!―
「痛ってえ!」
突然美亜さんが入ってきたかと思ったら、いきなりおもちゃの……なんだっけ?
ほら、突っ込みの時に使うハンマーの形をしたやつ。あれでいきなり頭を叩かれたんだ。
オレ今日は叩かれてばっかだな。
美亜さんはそのハンマーみたいなのをポケットにしまって、倒れているアリスを見た。
「あら?」
美亜さんはアリスを見て目が点になった。
「気絶しているじゃありませんか!! まさかカズさんが襲ったんじゃ……」
「ちっ違う違う! オレが入ろうとしたら、いきなり倒れる音がして……」
オレは必死に否定した。
美亜さんは、
「そんなことより、まずアリスさんに服を着せましょう」
と言って棚に入っていたパジャマをアリスに着せようとした。
オレは慌てて脱衣場から出た。何故かって? よく考えてごらん。アリスはお風呂中に倒
れた=服を着ていない=裸。あん時は必死でそんなこと考えてなかったけど、今さっき考
えた。アリス、色白かったなあ……。
ハッ! オレは何を考えてるんだ!!
よし、まずはディアに知らせよう。
オレはディアの部屋に向かった。
―コンコン―
そしてディアの部屋のドアをノックした。
「はあい」
「あっオレだけど」
―カチャ―
オレが返事をして間もなく、ディアは髪を横でおだんごに結びながら出てきた。
「どうしたの?」
オレは何となく話しづらかった。
「いや、アリスがね?」
「私のアリスがどうしたの?」
なんか私の付けてるし……。
オレは必死にアリスに声をかけた。
―ガララ―
「あら? カズさん? どうなさったんですの?」
アリスに声をかけることに必死だったオレは、美亜さんが脱衣場に入っていることに気付
かなかった。
「カズさん……あなた……可愛い顔をして実は悪魔だったのですね!!」
「え?」
―バコーン!!―
「痛ってえ!」
突然美亜さんが入ってきたかと思ったら、いきなりおもちゃの……なんだっけ?
ほら、突っ込みの時に使うハンマーの形をしたやつ。あれでいきなり頭を叩かれたんだ。
オレ今日は叩かれてばっかだな。
美亜さんはそのハンマーみたいなのをポケットにしまって、倒れているアリスを見た。
「あら?」
美亜さんはアリスを見て目が点になった。
「気絶しているじゃありませんか!! まさかカズさんが襲ったんじゃ……」
「ちっ違う違う! オレが入ろうとしたら、いきなり倒れる音がして……」
オレは必死に否定した。
美亜さんは、
「そんなことより、まずアリスさんに服を着せましょう」
と言って棚に入っていたパジャマをアリスに着せようとした。
オレは慌てて脱衣場から出た。何故かって? よく考えてごらん。アリスはお風呂中に倒
れた=服を着ていない=裸。あん時は必死でそんなこと考えてなかったけど、今さっき考
えた。アリス、色白かったなあ……。
ハッ! オレは何を考えてるんだ!!
よし、まずはディアに知らせよう。
オレはディアの部屋に向かった。
―コンコン―
そしてディアの部屋のドアをノックした。
「はあい」
「あっオレだけど」
―カチャ―
オレが返事をして間もなく、ディアは髪を横でおだんごに結びながら出てきた。
「どうしたの?」
オレは何となく話しづらかった。
「いや、アリスがね?」
「私のアリスがどうしたの?」
なんか私の付けてるし……。