双子ちゃんの探偵事務所
プロローグ1
「やあ~今日もいい天気ですねえ」
「ですねえ」
やあ皆こんにちは! オレは渡辺一樹。カズってよんでね!
でこいつが阪鍋陽太。マジックが得意な奴なんだよ!
ってオレは誰と喋ってるんだろう?
まあいいや。
オレが見知らぬ誰かと喋っていると、事務所のドアが開いた。
お客さんかな?
「おいカズ!」
「なんだあ、アリスかあ」
がっかりしたようなほっとしたような溜息をオレは1つ吐いてから、読んでいたマンガを
棚に戻した。
「なんだとはなんだコラ」
「おやアリスさん。お出かけに行ってたのですか?」
なぜ敬語に? とオレが陽太に疑問を抱えていると、アリスはオレのお菓子の袋を開け、
パクパクと食べ始めた。
「おーい、アリス。それオレの……」
「知らん」
出ました! この技。何かしても知らんですますアリスの特技!
そうじゃなくて……。
「さっきディアと一緒に服を買いに行った」
「ほお~」
「そしたらディアの奴、ナース服とかいうものを私に着せようとするのだ」
ああ……またか。
「私はこういう服の方が好きだというのに」
こういう服っていうのはロングTシャツに短パンのことかな?
陽太がお茶を沸かしながらアリスに言った。
「そうだねえ、確かにあのコスプレ癖は直してほしいねえ」
そうなんだ。ディアにはコスプレ癖があって、気にいった衣装はアリスに着させるんだよ
ねえ。ま、オレも嫌いじゃないけど。
「で、ディアを置いてきたと?」
陽太がそうアリスに聞くとアリスは当たり前のように答えた。
「ああ」
-バンッ-
「?」
「ちょっとアリス! 私を置いて行くなんてひどいわ」
突然ドアが開いたかと思うと、両手に大きな袋を抱えたディアが怒り顔で立っていた。
「ディア? その袋は?」
オレがディアに聞くと、予想していたどおりの言葉が返ってきた。
「え? これ? もちろんアリスの服よ」
「ですねえ」
やあ皆こんにちは! オレは渡辺一樹。カズってよんでね!
でこいつが阪鍋陽太。マジックが得意な奴なんだよ!
ってオレは誰と喋ってるんだろう?
まあいいや。
オレが見知らぬ誰かと喋っていると、事務所のドアが開いた。
お客さんかな?
「おいカズ!」
「なんだあ、アリスかあ」
がっかりしたようなほっとしたような溜息をオレは1つ吐いてから、読んでいたマンガを
棚に戻した。
「なんだとはなんだコラ」
「おやアリスさん。お出かけに行ってたのですか?」
なぜ敬語に? とオレが陽太に疑問を抱えていると、アリスはオレのお菓子の袋を開け、
パクパクと食べ始めた。
「おーい、アリス。それオレの……」
「知らん」
出ました! この技。何かしても知らんですますアリスの特技!
そうじゃなくて……。
「さっきディアと一緒に服を買いに行った」
「ほお~」
「そしたらディアの奴、ナース服とかいうものを私に着せようとするのだ」
ああ……またか。
「私はこういう服の方が好きだというのに」
こういう服っていうのはロングTシャツに短パンのことかな?
陽太がお茶を沸かしながらアリスに言った。
「そうだねえ、確かにあのコスプレ癖は直してほしいねえ」
そうなんだ。ディアにはコスプレ癖があって、気にいった衣装はアリスに着させるんだよ
ねえ。ま、オレも嫌いじゃないけど。
「で、ディアを置いてきたと?」
陽太がそうアリスに聞くとアリスは当たり前のように答えた。
「ああ」
-バンッ-
「?」
「ちょっとアリス! 私を置いて行くなんてひどいわ」
突然ドアが開いたかと思うと、両手に大きな袋を抱えたディアが怒り顔で立っていた。
「ディア? その袋は?」
オレがディアに聞くと、予想していたどおりの言葉が返ってきた。
「え? これ? もちろんアリスの服よ」