赤い鈴
「そうなんですか? 僕、ここ出身な
んだけど規制変わったんだなあ」
有川さんはそう言って遠い目をした。
ほお…初耳ですネ★
「昔はどういう風だったんですか?」
「昔はね…もっと生徒がいたよ。とて
も有名だったんだ。あんなことが起
こるまではね……」
「あんなこと??」
希衣菜が有川さんの言葉に食い付いた。
有川さんはしまったというような顔をした。
「な、なんでもないよ…それより、さっき
のことなんだけど…」
「さっきのことと言うと、あの事件のことで
すか?」
さっき…あの事件…。突然あの光景が頭によ
ぎった。
「うっ」
「大丈夫? 春陽」
激しい吐き気に襲われている私の背中を、希
衣菜が優しくなでてくれた。
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫ですか? 無理もないですが……」
希衣菜…アリス…有川さん…。
優しいっ優しすぎ!
「ありがとう…まさに神サマデス!」
「神様ってそんな大袈裟だよ(笑)」
「そうですよ」
「神サマ…うむ、悪くないぞ」
若干1名納得してる…。
「では本題に移ります。あなた達は
あの時どこにいましたか?」
「えっと私たちは、教室に3人でい
ました。んで、突然先生の叫び声が
聞こえて、急いで行って見たら、同
じクラスの小玉さんが…」
希衣菜が視線を落として小さな声で
話した。
「えっ小玉さんが? あのホラー好き
で有名な?」
んだけど規制変わったんだなあ」
有川さんはそう言って遠い目をした。
ほお…初耳ですネ★
「昔はどういう風だったんですか?」
「昔はね…もっと生徒がいたよ。とて
も有名だったんだ。あんなことが起
こるまではね……」
「あんなこと??」
希衣菜が有川さんの言葉に食い付いた。
有川さんはしまったというような顔をした。
「な、なんでもないよ…それより、さっき
のことなんだけど…」
「さっきのことと言うと、あの事件のことで
すか?」
さっき…あの事件…。突然あの光景が頭によ
ぎった。
「うっ」
「大丈夫? 春陽」
激しい吐き気に襲われている私の背中を、希
衣菜が優しくなでてくれた。
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫ですか? 無理もないですが……」
希衣菜…アリス…有川さん…。
優しいっ優しすぎ!
「ありがとう…まさに神サマデス!」
「神様ってそんな大袈裟だよ(笑)」
「そうですよ」
「神サマ…うむ、悪くないぞ」
若干1名納得してる…。
「では本題に移ります。あなた達は
あの時どこにいましたか?」
「えっと私たちは、教室に3人でい
ました。んで、突然先生の叫び声が
聞こえて、急いで行って見たら、同
じクラスの小玉さんが…」
希衣菜が視線を落として小さな声で
話した。
「えっ小玉さんが? あのホラー好き
で有名な?」