日常の大変さ
「え?」

「旅先で妖怪に殺されてな……俺もガキだったから怖くてさ……とりあえず、柚希だけでも助けようと逃げ回ってたら……助けてくれた人がいたんだよ……」

「先崎さん……でしょ?」

「!?…何でそれを」

「柚希だよ」

「聞いたのか?」

「命の恩人だってことはね、それ以外は知らない……どっちかと言うと聞いたらダメなときだったからね」

「確か一度だけウチで先崎さんに会ったことが会ったなー俺が中一のときに風邪で寝込んでて……」

「その時柚希に聞いたの」
< 12 / 21 >

この作品をシェア

pagetop