PM13:00 2
たこの形にしたウィンナーを、ほおばる。
次に、卵焼き。
ごはん。
もくもくと口を動かして、飲み込む。
ただ、それだけの作業。
さわさわと風が葉を掠める音だけが聞こえ、あたりはとにかく、静かだった。
今までは、毎日がそうだったはずなのに。
これが普通だった、はずなのに。
空いた隣が
静寂が
物足りなくて
寂しい、と思った。
「……何なんだ、これは」
きゅうっと締め付けられる胸に手を当てて、ぽつりと零した。
こんな痛みを、私は知らない。