PM13:00 2


次第に拍手が収まってきたころ、ぽつりと委員長が呟いた。

「…じゃあ、王子役は……?」

その言葉に、またざわりとクラス内が騒がしくなる。


あちらこちから、同じような囁きが聞こえた。


「そんなの、ねえ」
「…うん」





『七澤君しか、居ないよね』







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