Smile 〜あなたとの日々〜
突然の私の涙に一番焦っていたのは朝陽だった。





朝「莉侑!いきなりどうした!!?大丈夫か!?
俺、やっぱ気に障る事言ったかな…??」



心配そうに
申し訳なさそうに
朝陽は私の顔を覗き込む。



「大丈夫だよ」



そう伝えることは出来たけど
でも次から次に涙が溢れてきて下を向いたまま答えるしか出来なかった。





最初は慌ててた朝陽も次第に何も言わずただ涙を拭くためのティッシュとか渡してくれていた。





しばらくすると私の涙も落ち着いてきた





と思ったら





朝「莉侑。顔あげて?」





涙が止まらなくてボロボロになった顔を見られるのも なんか嫌で朝陽の方を見れなかった。



「まだ無理」



って伝えても朝陽は「はぁー」って長い息をはいたあと
「莉侑。泣いててもいいから顔あげて?」



莉「ごめ。もうちょっと無理」



朝「いいや!もう待てないよ」



そう言うと朝陽は両手を差し出し私の頬を包み込むように触れた



かと思うと



強引に私の顔を朝陽の方に引き上げた。
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