Smile 〜あなたとの日々〜
莉「だから…。どうしても一歩引いたところにいる自分がいて、それも苦しくて皆に悪い気もして。

どうしたらいいか分からないの」





そこまで言い終えると また涙が溢れてきた。



そして今度は慌てる事もなく、それまで黙って聞いてくれていた朝陽が口を開いた。



朝「あのさぁ。莉侑 キツイ事言ってもいいかな??」



私は黙って頷いた



朝「やっぱさ、今までの友達と違うのは当たり前なんだと思うよ。

お互い それまで付き合って来た友達も環境も違うんだし。

それに この学校に入ってまだ3ヶ月くらいだし壁があるのは当たり前なんじゃない?」



莉「そうなのかなぁ…?」



朝「実際俺だって高校の友達の方がいいなって何度も思ったよ。あいつらが恋しいし(笑)」



莉「朝陽も!?
だってあんなにクラスになじんでて誰とでも仲良しに見えるよ」



朝「まじ?うまくやってるなー俺(笑)
確かに騒いだり楽しいのは好きだしな。
でも実際はやっぱ俺も莉侑みたいなことで考える時あるよ」



莉「私だけじゃないのかなぁ?」
< 47 / 51 >

この作品をシェア

pagetop