先生、苦しいね


「あぁー、天気が良いなぁー…」




私は灰色の椅子を左右に回転させながら言った。
回転する椅子に座ると、どうしてもやってしまう。




「で、用件はなんだ?」




私は椅子の回転を止めた。
はあ、と息を吐き先生の方に体を向ける。




「何か用事ないと来ちゃだめ?ただ先生と話したい、それだけじゃだめ?…夜だってあまりメールくれないし…」




私は唇を尖らせた。




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