先生、苦しいね


もちろん、最初から先生とこんな風に話せていたわけじゃない。




初めは軽くあしらわれた。



なんだ、お前


俺は忙しいんだよ


勉強でもしろ


まとわり付くな




それでも一方的に話しかけているうちに、いつしか先生も相手をしてくれるようになった。




そんな私と先生のメールが始まったのは中一の夏ぐらいから。




< 17 / 19 >

この作品をシェア

pagetop