君は光 僕は闇



―――
僕は委員会を終え、1人で家に帰った。



家に着き、玄関のドアを開けた瞬間、母さんが怒鳴ってきた。

「由宇っ!!
どこに行ってたのっ!?」

『どこって……、委員会で学校に居たんだけど……。』

僕はなぜ母さんが怒ってるのか分からないけど、本当の事を言った。

「大変よっ!!」

さっきまで怒ってたのが嘘のように、今度は今にも泣きそうな顔になって叫んだ。

『ど、どうしたの?』

僕は何だか嫌な予感がした。

「麻里ちゃんがっ……」



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