君は光 僕は闇



『でも、麻里は自分から……』


僕がそう言うと、麻里のお母さんは悲しそうにしたけど、すぐに笑顔になって、

「あの子にも理由があるんでしょう……。
でも、自分の命を無駄にするのは許せないわ。起きたら説教ねっ!」

と言って、笑った。

――

ギシッ

その時、ベッドが軋む音がした。

僕と麻里のお母さんは顔を見合わせて麻里に目を向けた。



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