君は光 僕は闇



家を出た真里は、僕を見つけ、道路を横切った。


その日は、珍しく車の通りが多かった。


「真里っ!
危ないから、止まって!!」


僕がいくら叫んでも、真里には聞こえない。


僕は走り出した。

その直後、

キキッー-――


車のブレーキ音と、


ドンッ――


何かが当たる、不吉な音がした………。





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