王様監禁ゲーム。
3≠罰則ゲーム
人混みの中、あたしと喜一君は肩を並べて歩いていた。
「危ないから、手繋ごうか」
そう言って、喜一君はあたしの手を握った。
まだ、慣れないことだから、ちょっと恥ずかしかったけど、なんか嬉しかった。
恋人だなー……みたいな。
「ちょっと、疲れたでしょ?喫茶店にでも入ろうか」
「うん」
あたしたちは近くにあった、オープンカフェに入ることにした。
平日ということもあり、結構空いている。
それぞれ飲み物を注文し、来るのを待っていた。
「ねぇ、凛」
「ん?」
「男と遊んでないよね??」
彼氏だから当たり前のことで。
心配するのは普通。
だからあたしは、嘘もなくただ
「もちろん」
とだけ答えた。
それで済む、と思っていた。
けど、違った。