王様監禁ゲーム。
それからは、いろいろ注文してワイワイ盛り上がっていた。
「ねーねー、王様ゲームしない?」
話しを持ち出したのは、高三重君。
「いいねー!」
皆賛成し、一本の割り箸の先を赤く塗って、ほかは番号。
「はい、じゃぁ引いて!」
高三重君の手に握られた四本の割り箸から、一人づつ取っていった。
あたしは、赤く塗られていなく、かわりに『2』という数字がかかれていた。
「王様だーれだ??」
「あたしですっ!」
手を挙げたのは、杏。
うっわー……最悪……。
「じゃぁ………」
杏はろくな命令しないからなぁ……
三分の一の確率。
あたるなー。
「2番と1番が、キスッ!」
またありきたりな。
しかもあたしだしっ!!