王様監禁ゲーム。
最悪……
1番って誰??
「あ、俺だ」
そう発言したのは、喜一君。
まぁ、イケメンだからいいか。
なんて、勝手なことを思うけど、マジでするの!?
「2番は?」
わくわくしながら言う杏に、あたしは割り箸を見せた。
「あたし……」
「よかったね!」
笑顔で言われても……
嫌じゃないが、よくもない。
「じゃぁ、して」
えええ!
マジですか?
「凛ちゃん、いい?」
あたしは戸惑いながらも、小さく頷いた。
そして、軽く触れた唇。
きゃー、って杏が騒いでるけど知らない。
もうっ!恥ずかしいよっ!!
照れてると
「可愛いね」
って喜一君が笑った。