王様監禁ゲーム。
それからも、かなり盛り上がった。
高三重君と喜一君が抱き合ったり、笑い過ぎてお腹が痛い。
時計を見ると、深夜11時を回ろうとしていた。
「もう帰らないと」
あたしか呟くと、
「えー!凜ノリ悪いっ!!」
そう言われても……
「明日学校だし……」
「じゃぁ、お開きにしますか」
高三重君がそう言ったけど、杏はだだをこねている。
完全に酔ってるなこれは……
半ば強引に外へと連れ出した。
「じゃぁ、帰りますか」
高三重君の一言で解散することになった。
杏の腕を肩に回すと
「あ、杏ちゃんは俺が。凜ちゃんは喜一に送ってもらいな」
高三重君が杏の腕を肩に回した。