【実話】コイウタ・完
そんな私の気持ちが伝わったのか、佑斗が自分の首に付けていたネックレスを取って、私の首に付けてくれた…。
佑斗がいつも付けてた、青い水晶のような男の子らしいネックレス。
どんな思い入れがあるのかは、聞いた事なかったけどすごく大事なんだって事は知ってた…。
『これ大事な物なんじゃないの…?』
『大事だよ。俺からしたらすごく思い入れのある大切な物。いつも肌身離さず付けてたから…。でも、俺が一番大事な詩音に預ける…。詩音に持っててほしいんだ。寂しくなったらこれを見て、一人じゃないんだって思えるだろ?俺だと思って大切に付けててくれる?』
『うん…。大事にする!』