【実話】コイウタ・完


いつの間にか、今のこの気持ちを正当化させようとしていた。





夜になると無償に寂しくなる。


部屋の片隅にあるベットに座り、窓を開けて空を見上げた…。






佑斗…?


佑斗も寂しくなる…?


私は今、ひとりぼっちだよ。






空には無数の星が輝いていて、冷たい風が頬を冷やす。


この空が佑斗に繋がっていると思うと、なんだか胸がきゅーっと締め付けられて涙が溢れ出した。




『ふぇ…っ……ひっ…く…。ゆうとぉ…。』



会いたい想いが止まらない…。


泣いてるのが隣の部屋で寝ている家族にばれないように必死で声を殺す。


別れているんだから、してはいけないと分かってるのに佑斗のメモリーを開いた。




自分から別れたくせに、まだ佑斗に甘えてしまう自分がいる…




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