【実話】コイウタ・完
3日後…
avexの会議室に呼ばれた私とせあらちゃん。
デビュー曲が決まったようで、会議室にあるステレオでそれを聴いた。
てっきり『Shinin' Star』だと思っていた私は、違う曲だったことに少しがっかり…。
でも、すごくいい曲だった。
私はバラード…
そしてライバルのせあらちゃんは、アップテンポだ。
メロディーは全く一緒。
だけどアレンジが違うせいか、
全く違う曲に聞こえる。
曲を聴いた印象は…
ちょっと切なく、そして寂しい感じがした。
私は、この曲に佑斗といない時…一人で部屋にいる時に感じる孤独や不安…そして佑斗への想いをありのまま詞に込めようと決める。